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皆さん、おはこんばんちは。シェヘラザードです。

今回は「河合克敏」著の『とめはねっ!』のおすすめ紹介記事です。

正確には『とめはねっ!鈴里高校書道部』がタイトルです。

はい。書道部とタイトルにありますように「書道」がテーマの漫画です。書道の監修はメディアでも有名な武田双雲氏が務めています。

日本人であれば書道は義務教育で必ずやっているはずなので、上手い下手は問わずにやったことのない人はいないはずです。習い事としてやっていたなんて人も多いのではないでしょうか?私は2年程ですが小学生の時に近所の書道教室に通っていました。あの頃はくだらない理由で辞めてしまいましたが、この漫画に大人になってから出会って勿体なかったなと思っています。

『とめはねっ』は高校の書道部を舞台にした、文科系部活の青春コメディーです。部活で青春というと運動部に目が行きがちですが、文科系も負けていません。スポーツとはまた違った熱い文科系の青春を楽しめる漫画に仕上がっています。

それでは、おすすめ紹介いきます。

『とめはねっ!』の基本データ

作者 河合克敏

書道監修 武田双雲

ジャンル 文科系青春コメディー・書道

出版社 小学館

ヤングサンデーコミックス 全14巻

全178話+エピローグ1話 完結 

『とめはねっ!』のあらすじ

神奈川県鎌倉市にある私立鈴里(すずり)高校。書道部は部員が三人しかおらず、最低部員数の五人を満たしてなく廃部の危機に瀕していた。部活動説明会で書道パフォーマンスをするも、一週間たっても新入部員が入ってくる気配はなかった。

そんな中、カナダからの帰国子女の一年生男子である大江縁(おおえゆかり)は書道部員から覗きの疑いをかけられ半ば強引に書道部に入部させられてしまう。

女子生徒が男子生徒に絡まれている所を発見した縁は、助けようとするも勇気がでなかった。助けるか迷っているうちに女子生徒は男子生徒を投げ飛ばし、縁も巻き添えになってしまう。その女子生徒は柔道部の期待の星、望月結希(もちづきゆき)だった。縁は入部早々に利き手を怪我しまうこととなる。

このことを利用できると考えた書道部は、縁を失い大会に必要な人数が揃わないので柔道部に部員一名を書道部に回すことを提案する。縁に怪我をさせてしまった望月は、責任を感じて自らが縁の怪我が治るまで書道部として活動することを決める。

しかし縁の怪我の治りが思う以上に早く、大会直前にある生徒会への部員名簿の提出まで縁には怪我が治っていないと嘘をつかせることにする。

望月は自分の字が汚いのをコンプレックスに思っていることもあり、書道部の先輩が思ってた以上に真剣に書道の練習をしていく。

だが縁の怪我の嘘が望月にばれてしまい、それに腹を立てた望月は書道部を去って柔道部に戻ってしまうのだった……

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『とめはねっ!』のおすすめのポイント

文科系部活の熱い青春

本作の舞台となるのは、高校の書道部です。文科系部活の書道部ですが、運動とはまた違う熱い青春がそこにはあります。

主人公「大江縁」はカナダからの帰国子女で、筆すら持ったことのない高校生です。積極性に乏しい性格ではありますが非常に真面目な性格をしています。自分の意志で書道部に入った訳ではありませんが、真面目に書道に打ち込んでいき才能を開花させていきます。

部員数が少ない鈴里高校書道部ですが先輩三人も魅力的なキャラクターです。

・真面目で乙女で書道が大好きな部長「日野ひろみ

・背が高く性格も男勝りの副部長「加茂杏子

・頭が良くとにかく口達者の会計「三輪詩織

鈴里高校書道部は本当に楽しそうです。書道部としての青春もあり、恋愛もありです。

 

部活動ですので他校の生徒も登場し、ライバル視する学校もあります。そこは運動部と変わりません。

そして大会も当然あります。

大きく取り上げられているのは通称「書の甲子園」と呼ばれるものです。正式名は「国際高校生選抜書展」というのだそうです。正直、本作を読むまで私は存在を知りませんでした。

鈴里高校書道部もこれに挑んでいく訳ですが、それぞれのペースや考え方は違えど確かに書道を通した青春が伝わってきます。当然運動部と比べると地味な印象にはなってしまいますが、熱いものがそこにはあります。

いろんな形の青春があるんだなと気づかされます。

書道に関する知識が満載

書道がテーマの漫画ですので、書道に関する知識が満載なのも大きな特徴です。

書道をやられている方や興味がある方には正におすすめです。また、この作品は年齢関係なく読むことが可能です。書道をされているお子さんにも良いのではないかと思います。ただ、一応青年誌ですので漢字に振り仮名がないのでそこだけは注意です。

書道に関する知識など別にと思う方もいるかもしれませんが、読んでみると面白いものです。書道をやっている方には当たり前の知識かもしれないことも、知らない方からすれば新しい知識で新鮮です。技術的なことはもちろん、書道の歴史的部分まで知れます。

全14巻読み終えたころには、書道やってみたいなと思う人も多いのではないかと思います。私はそんな一人でしたw

書道作品を多数掲載

14巻巻末に作者の後書きがあります。「」と「」の違いに述べています。

・「絵」は本来カラーのもの、色付きのもののみ

・「画」はモノクロとカラー、どちらもに含む

当ブログでおすすめしているのは「漫画」ですが、基本漫画はモノクロなので「画」なんだそうです。

そして、書道も基本的には白と黒のみのモノクロのものです。ですので漫画内に書の作品を載せても、本物とあまり変わらぬ形で掲載できる点で「書」と「漫画」は相性が良かったと述べられています。

この作品には登場キャラの書として、多くの方が実際に書いた書が掲載されています。また歴史的な書にも触れることができます。

それらを見ているだけでも面白いです。私には書の良し悪しなんてわかりませんが、それでも伝わってくるものがあります。奥の深い世界だなと改めて思いました。

柔道の天才少女「望月結希」がヒロイン

本作のヒロインは柔道の天才少女「望月結希」です。そんな彼女ですが天才というように一年生でインターハイ優勝してしまう程の実力の持ち主です。

容姿端麗ですが、強気な性格で竹を割ったようと作中で言われているヒロインです。普段着は基本ジャージ(お出かけ用w)で、海で泳ぐ際には本格的な競泳水着を着用しキャップまでかぶります。泳ぐ際にキャップがないと髪が邪魔というのが理由ですwそんなヒロインですw

自分の性格をよく分かっており、女らしくなりたいと思っています。そんな彼女の女らしい条件に含まれているのが「字が綺麗」です。自分の意志で書道を始めるわけではないですが、最初は字が下手というコンプレックスもあり書道を続ける決心をします。

綺麗な字が書きたい彼女にとって、パッと見て読めないような書には最初抵抗を見せます。また「大字書」といわれる大きな紙に大きな筆で書くものを、性格と運動神経を買われて勧められますがこれにも抵抗を見せます。それでも柔道部と書道部を半々で活動するようになり、書道を練習していくうちに少しづつ考え方も変わっていきます。また書の楽しさを感じれるようになっていきます。

しかし柔道の有望選手である彼女が書道部にいることを柔道部監督は面白く思っていません。学校関係者も将来オリンピックでメダルを狙える逸材ですので柔道一本に絞ることを望みます。

そんな中で望月結希がどんな選択をしていくのかも本作の見所です。

大人な意見でいうと絶対柔道を選ぶべきですが、「書道やれよー」と本作読者なら思ってしまうと思います。そのくらい書道の魅力にあふれた作品です。決して柔道がダメだと言っている訳ではないので悪しからず……

おすすめのまとめ・あとがき

おすすめのポイントは

・文科系部活の運動部とは違った熱い青春を見ることができる

・書道に関する多くの知識が掲載されている

・年齢関係なく誰でも楽しめる (注)漢字に振り仮名がない

・多くの書道作品を見ることができる

・柔道の天才少女、ヒロイン「望月結希」に注目してほしい

以上です。

 

本作で取り上げられてる「書の甲子園」ですが、この記事を書くにあたり本作を読み返した今になって興味が出ました。高校生はどんな書を書くのだろうと……

そしてネットで作品を見たのですが、レベルの高さにビックリしました!当然私に書の良し悪しは分からないのですが、凄いということだけは理解できました。

書の甲子園というものを知れただけでも、この漫画を読んだ意味があったのだと思います。

是非、読んでみてはいかがでしょうか?

終わります、ありがとうございました。

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